一般構造用圧延鋼材(
JISのSS材 S:Steel S:Structure)は引張り強度のみが規定され、最も一般的なSS400材の引張り強度の保証値が400
MPaである。どれだけ強いものを高張力鋼とするのかは国や鉄鋼メーカーによって異なっているが、490 MPa程度以上のものからが高張力鋼とよばれる。引張強度が590 MPa、780 MPa程度のものが主流だが、近年は1 GPa級のものもあり、これは
超高張力鋼とも呼ばれる。
炭素をはじめ、
シリコン、
マンガン、
チタンなど、10数種類の
元素の配分を0.0001パーセント単位で管理する技術は門外不出である。日系自動車メーカーの生産工場が多く、高級鋼板の需要が増えている
東南アジアや
中国の場合も、現地での生産は行われておらず、日本国内の
転炉を持つ工場で工程半ばまで受け持ち、半製品の状態で輸出された後、シートメタル化までの下工程のみを現地で行う方法がとられている。